ものづくりへの想い

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伝統と革新のダンボール製造を通し、積み重ねていくお客様へのお役立ち

代表取締役社長 横谷 和秀

茨城県内で強化ダンボールを加工・製造できるのは3ヶ所のみ

当社の伝統と歴史を持つ一般ダンボールと併せ、現在、力を注いでいるのが、世界の流通業界等で大きな注目を集める強化ダンボールです。現状、茨城県内では加工・製造しているのは3社のみ。

強化ダンボールに魅力を感じてくださっているお客様はやはりたくさんいて「強化ダンボールを扱っているんですか?」と興味を持ち、お問い合わせや受注に繋がるケースは多くあります。ですから、地場である茨城県で強化ダンボールに携わっていること自体が、一つの横谷紙器製作所らしい特色になっているんですね。

変幻自在にして最適な、設計&提案を実践

一般ダンボールに関してもそうですけれど、強化ダンボールを社業のラインナップに加えたことで、当社が重要視する設計力と提案力とが、より発揮しやすい状況になっています。強化ダンボールは、手づくりの意匠性が求められる部分が特に大きく、設計は腕の見せ所でもあるんです。

もともと当社は設計に力を入れていましたし、また、お客様がイメージしやすいよう、型を起こす前に試作ができるサンプルカッターという機械も導入し、様々な提案を行なっています。素材の組み合わせも、下には強化ダンボールを用い上には一般ダンボール使用したり、一部に木材を使うなど、多岐に渡る設計が可能。コストや用途によって最適な設計を心がけ、お客様に提案しています。これを今、実践できていることが、横谷紙器製作所の大きな強みです。

人材は、横谷紙器製作所の宝

高い設計力も、実際に製品化できる技術があってこそ可能です。当社はダンボール製造の経験豊富な熟練スタッフばかり。だからこそ、設計・提案が生きているという側面がありますね。強化ダンボールの製造部署に関しては、30年以上の熟練者が担当し、若い人材に全てを教え込み、育成しながら作業に当たっています。

また、他社で経験を重ね定年退職された方にもシルバー人材派遣を通し、働いていただいています。そういう形で地域貢献に繋がりながら、当社も貴重な戦力を確保できている。少々余談になってしまうかもしれませんけれど、それは強化ダンボールの素材が一人でも運べる重さなため、年齢や性別で体力的な部分がハンデになりづらいという点もあるんです。

綿密な社内連携で、短納期や小ロットの注文に対応

そういう非常に頼れる豊富な技術と知識を持った熟練スタッフたちが、スムーズな連携で業務を実践してくれています。また、常に大判の材料を調達していますから、当社は、短納期や小ロットというお客様からの要望にも無理なく対応できているんです。

私自身も積極的に現場へ足を踏み入れ、製造スタッフとコミュニケーションを取っていろいろやりとりをしています。決して大きな会社ではありませんが、だからこそ、当社はスタッフに恵まれていると実感する日々です。本当にその点は誇りに思いますね。横谷紙器製作所は盤石の社内体制で、これからもお客様たちへのお役立ちに努めてまいります。